■神戸新長田町

今回のツアーの楽しみは、鉄人28号を神戸震災復興のシンボルとした新長田町と淡路島にあるという、奇跡の星の植物館で見るクリスマスイルミネーションです。
午前10時前、予定より早く、神戸新長田町の駐車場に到着しました。
現地シルバーガイドさんとともに、災難を逃れることができた長田町南地区、及び、きれいな大きなアーケードに象徴される復興後の新長田町商店街を、ゆっくり散策しました。
南地区には、お地蔵さんや由緒ある神社が町のあちこちに点在していました。
一方商店街の北のはずれ(JR新長田駅前)には、お目当ての「鉄人28号」が震災地方向を向き、凛として立っていました。商店街の通路には震災に向け励ましのメッセージをよせた、有名著名人の手形、コメントが書かれたタイルが張ってありました。
震災から16年、新長田町は復興しています。
ガイドさんから聞いた「日本一のパン屋」で、おいしいパンも買って帰りました。
■淡路夢舞台

神戸を出てまもなくすると、全長3911mの明石海峡大橋にさしかかりました。この橋(橋脚)も、震災の生き証人であることを添乗員さんから教えて頂いているうちに本日の昼食場所、淡路夢舞台に到着です。
安藤忠雄による設計の公園で、敷地内にはコンクリートむき出し状態が美しいホテルや後ほど訪れる、奇跡の星の植物館が園内にはあります。
その昔、関西空港建設時に埋め立て用の土砂採石場となったこの公園、現在は失われた自然を取り戻し立派な舞台になっていました。そうそう、お昼ご飯は、淡路島でとれた、おいしく甘いタマネギやかぼちゃ、お肉などを中華風にアレンジした、創作?料理で、給仕もスムーズで暖かいものをいただくことができました。
昼食後は広い園内を4グループに分かれ、詳しい解説をして頂きながら散策をしました。
園内はエレベータが随処にあり、階段をほとんど使わずに、園内散策が非常に楽で快適でした。
■奇跡の星の植物館

4つのグループが再集合し、奇跡の星の植物館へ、ガイドさんとともに訪れました。
まず入口から長いエスカレーターで、温室の上部から入場です。
全部で7つのテーマに分かれた植物館。ここには、他の植物館のように、珍しい植物を多く展示してるのではなく、植物を生け花のように、一つ一つをアレンジして、植物、花を活き活きと展示してありました。とても心が癒されました。
夕刻近くになると、各植物がイルミネーションに照らされて、幻想の世界でした。特に、クリスマスの飾り付けがされた、ホワイトツリーはとてもきれいでした。
もう少し、見ていたい衝動を押さえ、一路福山へと帰ってきました。