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○◆整備不良を放置◆ |
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○◆ターボ壊れてエンジンブローが事故の原因?◆ |
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○◆無人トラック暴走事故で運転者に猶予判決◆ |
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◆整備不良を放置◆---事故の遠因でも送検対象 | ||
〜〜過去の実際にあった事例です。あなたのお車は大丈夫??〜〜 2003年2月24日 鳥取県警は、2002年10月に米子自動車道・谷川トンネル内で発生した大型トラック同士の追突事故について、事故を起こす原因となったのは前方を走っていた大型観光バスが吹き上げた白煙にあったとして、このバスの運転手を業務上過失致死容疑で書類送検する異例の処置を行ったことを明らかにした。 鳥取県警・高速隊の調べによると、問題の事故は2002年の10月10日に発生している。同日の午前10時ごろ、鳥取県溝口町内の米子自動車道・上り線の谷川トンネルで、一畑バスの大型観光バスがエンジントラブルを起こして白煙を吹き上げ、それがトンネル内に充満した。 トンネル内の視界は一時数メートルまで悪化し、そうした状況に危険を感じて減速した大型トラックの後部に別の大型トラックが追突する事故が発生。この事故で追突した側の運転手が全身を強く打って死亡している。白煙を吹き上げたバスはエンジン火災を起こしており、38歳の運転手はトンネルから出た直後に消火器を使い、自力で火を消し止めた。 事故直後からバスの整備不良が白煙を吹き上げた原因でないかと言われ、中国運輸局もバス会社への立ち入り調査を行うなどしていた。 鳥取県警では、バスの運転手が事故発生前にエンジン不調を感じ取っていたことに着目。 運転手がトンネルに入る前に適切な処置を行っていれば、事故を未然に防げた可能性が高いと結論づけた。その上で直接の当事者ではないものの、大型トラック同士の衝突事故の遠因になったと断定。運転手を業務上過失致死容疑で書類送検することを決めた。 煙による視界不良で生じた事故でトラブルを起こした運転手が責任を問われたケースは、2002年夏に兵庫県淡路町内の神戸淡路鳴門自動車道で起きた多重衝突事故のケースなどがあるが、今回の事故ではバスそのものが被害を受けたわけではなく、全国的にみても異例だという。 また、衝突事故で死亡した大型トラックの運転手についても、「視界が失われていく状況で減速などの安全対策を怠った責任は大きい」として、追突された側の運転手にケガを追わせた業務上過失傷害容疑で被疑者死亡のまま同日までに書類送検した。 |
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◆ターボ壊れてエンジンブローが事故の原因?◆ ---- 淡路で35人が死傷の大事故 ---- |
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〜〜過去の実際にあった事例です。あなたのお車は大丈夫??〜〜 2002年7月12日 11日午後、兵庫県淡路町内の神戸淡路鳴門自動車道下り線で、エンジン故障を起こして停車したトラックを避けようとしたバスに後続のトラックなど9台が次々と追突。3人が死亡し、32人が重軽傷を負うという大事故となった。 警察の調べによると、事故が起きたのは11日の午後8時40分ごろで、下り線を走行していた大型トラックのエンジン(ターボ装置)が壊れ、白煙を吹き上げる状態となった。トラックの運転手は異常に気づき、路肩にクルマを止めようとしたが、噴出した白煙に視界を遮られたJR四国バスがスピードを下げたところ、同様に視界を失っていた後続車が次々と追突したとみられる。 バスはユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)から高松に向かっていたJR四国バスと、高速舞子から東浦町の夢舞台前に向かっていた本四海峡バスで、共に20人程度の乗客が乗っていた。最も被害が多かったのは大型トラック2台に挟まれたワゴンタクシーで、運転手と乗客の2人が死亡。また、最後部で減速できないまま追突した大型トラックの運転手も死亡している。 警察ではエンジン故障を起こしたトラックが事故の発端になったとして、この運転手を道路交通法違反(整備不良)、他車に追突したトラックやバスの運転手を業務上過失致死・致傷容疑で検挙し、事故が起きるまでの詳しい経緯を聞いている。 取調べに対して、エンジンブローを起こしたトラックの運転手は「煙には明石海峡大橋の中央付近で気づいた。減速しながら走ったが、事故現場付近でボンという音がして凄まじい煙を噴出した」と供述。また、後続のJR四国バスの運転手は「一番左を走っていたトラックからすごい量の白煙が噴出し、視界がゼロに等しくなった。カーブが続くので危険だと思って減速したところ、後方からの衝撃が数度続いてきた」と話しているという。 |
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◆「メーカーとしても聞いたことがないトラブル」◆ ---- ・・が淡路・多重衝突事故の原因? ---- |
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2002年7月15日 兵庫県警は15日、兵庫県津名郡淡路町の神戸淡路鳴門自動車道下り線で11日夜に発生した多重衝突事故について、事故の発端となったトラックのターボチャージャーが完全に壊れ、エンジンオイルほぼ全量が失われていたことを明らかにした。 この事故は11日夜、神戸淡路鳴門自動車道下り線を走行中の大型トラックが故障し、吹き上がった大量の白煙に視界を奪われたバスやトラックが次々に衝突。4人が死亡し、40人近くが重軽傷を負ったというもの。警察では運転者の証言からエンジンに重大な故障が生じたことが白煙を噴出する原因になったとして、13日午後から国土交通省・近畿運輸局の職員やメーカー担当者も立ち会う形でこのトラックに搭載されたエンジンの解体調査を行った。 この結果、エンジンに装着されたターボチャージャーのタービンプレートの羽根が全て折れていることを発見。プレート軸自体も強い負荷が掛かったためなのか、微細なずれと曲がりが生じていた。軸ズレが起きたために羽根が折れたのか、羽根が折れた衝撃と負荷で軸がずれたのかは定かでないが、高速回転するターボチャージャーの破損による衝撃がエンジンの他の部分も傷つけ、それが原因で破滅的な損傷を起こした可能性が高いという。 ただし、立ち会ったメーカー関係者によると、こうした破損には前例が無く、警察からの委託を受ける形でさらに詳しい調査を行うとしている。結果は8月中旬までに出す方向で検査を急ぐというが、整備不良によるものなのか、耐久性によるものなのかは気になるところだ。 |
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◆「今後は整備をキッチリやります」と言われても…◆ ---- 淡路多重衝突事故<続編> ---- |
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2002年7月18日 今月11日、兵庫県淡路町内の神戸淡路鳴門自動車道の下り線で、エンジントラブルを起こした大型トラックから噴出された白煙で視界を奪われた大型バスなど10台が次々に衝突し、45人が死傷するという事故が起きたが、白煙を吹き上げて事故を誘発させたトラックを所有する運送会社は17日、国土交通省四国運輸局香川運輸支局に対して道路運送法で義務付けられている自動車事故報告書を提出した。 問題のトラックは明石海峡大橋を通過中、エンジンに搭載されたターボチャジャーが何らかの原因で大破し、加熱したタービンにオイルが付着したことで大量の白煙を吹き上げるというトラブルを起こした。タービンブレードは全て破壊され、本来はターボとは全く関係のないエンジンオイルのほぼ全量が無くなっているなど、メーカーの担当者も首を傾げるような問題が13日に行われた調査で明からなっている。しかし、このトラックは昨年9月の車検以後、法律で定められた3カ月ごとの定期点検を全く行っていなかったことも発覚。整備不良が事故の要因につながったのではないかという見方も強い。 点検を行っておらず、整備記録簿を残していなかったことについては、このトラックを所有する運送会社も認めているが、この会社は17日、道路運送法で提出が義務付けられている自動車事故報告書を国土交通省四国運輸局香川運輸支局に提出している。この報告書には事故の経緯と、今後は日常点検や法定3カ月点検を欠かさず行い、再発防止に努力するなどの報告がなされていたという。 事故を起こしたトラックについては、ターボの破損が整備不良によるものか、製作工程上のミスによるものなのかをメーカーが調べており、結果がわかるのは早くとも8月中旬になってしまうようだ。 |
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◆無人トラック暴走事故で運転者に猶予判決◆ | ||
〜〜過去の実際にあった事例です。あなたのお車は大丈夫??〜〜 2006年7月24日、福島県会津若松市で坂道に路上駐車していた普通トラックが暴走し、3歳の男児がはねられて死亡した事故で、トラックの管理を怠ったとして業務上過失致死罪に問われた28歳の男に対する判決公判が19日、福島地裁会津若松支部で開かれた。裁判所は執行猶予付きの有罪判決を命じている。 |
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